新型コロナウイルスの自粛解除で久しぶりに買い物で外に出てみたら、レジ袋が有料になっていて驚かれた方も多いのではないでしょうか?
一部のスーパー等では今年に入ってから早くもレジ袋を有料にしている店もありましたが、今日7月1日からはコンビニでもレジ袋が有料になりました。
そこで今回は、このレジ袋が有料化になった経緯や、シルクふぁみりぃのショールームでは今後どうなるのかをお伝えしていきたいと思います。
レジ袋有料化は法律で定められています
昨年の12月27日に容器包装リサイクル法の関係省令が改正されたことによって、今年7月1日よりプラスチック製買物袋の有料化がスタートすることになりました。
この制度改正は、プラスチック製買物袋の過剰な使用を抑制することを目的として、消費者のライフスタイル変革を促すものです。
経済産業省と環境省の合同ガイドラインでは、海洋ゴミ問題や地球温暖化対策などのため、有料義務化によってレジ袋を削減する背景と目的を記載した上で、義務化の対象となる事業者と袋、その例外、判断する目安、有料化した場合の価格設定のあり方などが示されました。
対象となるプラスチック製買物袋
原則として、消費者が購入した商品を持ち運ぶために用いる「持ち手の付いたプラスチック製の買物袋」と定められています。
以下のものについては例外が認められています
・繰り返し使える厚手のプラスチック製袋
・微生物によって海洋で分解されるプラスチック製袋
・温暖化対策に寄与するバイオマス素材の配合率が25%以上のもの
循環型社会を目指す3R運動
循環型社会とは、これまで当たり前と思っていた大量生産、大量消費の思想とは全く逆の社会で、資源に限りがあることを自覚し、再生産を行って、持続可能な形で循環させながら利用していく社会のことです。
その具体的な行動の指針になるものとして、環境省が推し進めている3R(スリーアール)運動があります。
これは、リデュース(Reduce)、リユース(Reuse)、リサイクル(Recycle)の3つのR(アール)の総称です。
1.リデュース:ゴミを出さないようにすること
例)・レジ袋をもらわなくていいようにマイバックを持参する
・プラスチック製ストローの使用を控える
2.リユース :繰り返し使うこと
例)・詰め替えの使用によるボトルの再利用
・タッパーやふた付きの容器などに食品を保存する
3.リサイクル :使ったものを資源として再利用すること
例)・ゴミの分別収集を徹底する
・ごみのポイ捨てや不法投棄はせず、所定の場所や時間に捨てる
日本では昔、江戸時代に循環型社会が実現していました。
現代の日本人が忘れかけた「もったいない」の精神が再び実現するための鍵と言えそうです。
参考文献 :環境省3R運動
シルクふぁみりぃの取り組み
シルクふぁみりぃは、もともと4人の子育てを経験した主婦の店主が作った会社です。
“捨てるものにお金をかけるよりも、より良い糸で編み上げたい”その気持ちのまま、商品の簡易包装を創業当初から続けております。
ショールームでもその思いは同じで、お買い物の際にお渡ししていたものも洒落っ気のない白いビニール袋でした。
今回のレジ袋有料化を受けて、シルクふぁみりぃでは有料対象ではない簡易な紙袋で提供させていただくことになりました。
商品発送時の紙袋とよく似た雰囲気でナチュラルな印象です。
また、紙袋がご不要なお客様には、会員登録して頂いているお客様に限りですが、10ポイント(10円分)をポイント還元することにいたしました。
これからもお客様に喜んでもらえるお店づくりに励んでまいりますので、ぜひショールームにもお越しくださいませ。
さいごに
いかがでしたか?地球温暖化や海洋プラスティック問題など、これまでは経済成長の旗印のもとで見過ごされていた問題にいよいよ本気で向き合う時がやってきたと感じます。
これからは外出する時の必需品として、マスクと同様にマイバッグも忘れず携帯するようにしたいですね。
ほんの少しの心がけが未来の投資になると信じて、新しい習慣を取り入れていきたいと思います。
合わせて読みたい記事