先日2月4日は立春でしたが、関東では雪の予報もあり、まだまだ冬がつづきますね。
奈良では雨や曇りの日が多く、ぱっとしない天気がつづいています。
こんなお天気が続くと、なんだかどんよりとした気持ちになってしまったり、なんとなく体がしんどくなってしまったりしませんか?
こんな冬の不調を、冬バテというそうです。
冬バテの症状は?
・しっかり寝ているのに、目覚めたとき疲れが残っている
・寝付きが悪い
・体がだるい
・なんとなくイライラ
・頭が重い、肩こり
・食欲不振
などなど・・・。
これらは寒暖差によって自律神経が乱れたり、年末年始のイベントごとや忙しさによる疲れ・乱れた生活リズムが続いてしまうことなどによって引き起こされる場合があります。また、太陽の光を浴びることができないためにセロトニンの分泌が減少して、精神のバランスが崩れやすくなる、ということもあるようです。
「1月は行く、2月は逃げる、3月は去る…」と言いますが、年度末に向かってこれから忙しい日々が続く方も多くいらっしゃるでしょう。このしんどさをすこしでも和らげたい!ということで、対策を調べてみました。
頑張るのがしんどい冬バテ状態でもできそうな、ごく簡単なものをご紹介します。
頑張らない冬バテ対策
・体を温める
絶対気をつけたいポイントです。冬は寒いものですが、体を冷やすのは百害あって一利なし。腹巻などを使って体を冷えから守りましょう。また、寒暖差によって自律神経が乱れてしまうので、暖房はもちろん重ね着やウォーマーをうまく使って、寒すぎず暑すぎず、快適な温度を保てるようにしましょう。仕事など夢中になっていると、体が冷えているかどうかも気にならなくなったりしますが、なるべく意識的に「自分はいま快適かな?」と気にしてみることが大事ですね。
・朝食をとる
セロトニンを分泌するセロトニン神経は、日光を浴びたり適度な運動、食事をとることによって活性化するそうです。寒くて日が短い冬は日光浴も運動も難しいですが、食事なら取り組みやすいですよね。よく噛んで朝食をとり、朝の時間帯にセロトニンの分泌を促しましょう。セロトニンの分泌にはトリプトファンという必須アミノ酸が必要です。大豆製品や乳製品、卵に含まれているそうなので、積極的に摂りたいですね。
・適度に体を動かす
運動習慣のない方にとってはハードルが高いですよね。ですが、あまりにも動かなすぎると体が凝り固まってしまい、不調の原因になってしまいます。ラジオ体操や簡単なストレッチを行って体をほぐしてあげると良いようです。それも難しいという方は、座り仕事なら30分〜1時間に一度は席を立ったり、同じ姿勢だけをとり続けないようになるべく意識してみるなど、小さな事から始めてみましょう。
さいごに
健康のためにあれもこれもやらないと!と思ってしまうと、かえって負担になってしまいます。最近イライラしてるな〜とか、なんだか気分が落ち込む。体がだるい。というときに、冬バテだからしょうがない!と思うだけでも、すこし気持ちが楽になりませんか?暖かい春がくるまでもうひと踏ん張り、気が向いたら対策をしてみよう、くらいの軽い気持ちで試していただけると嬉しいです。
あまりにも不調がつづくという場合は無理せず、お医者さんに相談してみてくださいね。