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2024.1.24 カテゴリ | ふぁみりぃコラム

結露の発生を防ぐためにできること7選

 

寒さに弱いので、毎冬、暖房と結露とはお友達です。戦国時代に「さらさら超え」(厳冬期の立山連峰越え)を成し遂げたと言われる武将・佐々成政に憧れていますが、真似は絶対にできないです。

 

寒い季節も、もうしばらく続きそうですね。

冬の住まいの悩みと言えば、寒さや隙間風が思い浮かびますが、もう1つ、「結露」がありました。

今回は結露への対策方法を調べてみました。

結露はなぜ発生するの?

湿度は空気中に含まれる水分のことを指しますが、実は暖かい空気ほど多くの水蒸気を含むことができます。逆に、冷たい空気は少しの水蒸気しか含むことができません。

空気は温度によって含むことができる水蒸気の量(飽和水蒸気量)が異なるため、暖かい水蒸気をいっぱい含んだ空気が冷やされると、空気中に居られなくなった水蒸気が、水に変わって姿を現します。これが結露です。

そのため、①温度が低い、②水蒸気の量が多い、という2つの条件が揃った場合に結露が出現します。

温度が高いと結露の心配は少なくなりますが、サウナのように限界量を超えた水蒸気があると、結露が発生します。

結露が発生しやすい家とは

湿気がこもりやすい家、温度差が大きい家は結露が発生しやすいです。

家の中でも特に、じめじめしやすい北側の部屋、空気の滞りやすい押し入れやクローゼットの中、屋外の冷えた空気と屋内の温まった空気が接触しやすい場所(窓の内側・玄関ドアの内側、壁の内側など)、洗濯物を部屋干ししている部屋などは要注意の場所です。

結露が発生すると、どんな影響があるの?

カビやダニは、湿度が「およそ60%以上」で活動をすると言われています。もしも、結露で濡れた箇所を放置していると、すぐに湿度は60%を超えてしまいます。

また、家にカビが発生して建物を腐らせてしまう可能性や、カビの胞子やダニを吸い込んでしまう可能性があり、衣類にもカビが発生してしまう場合があります。

健康的な生活のためにも、結露は放置しないようにしましょう。

結露の発生を防ぐためにできること(予防策)7選

1、1日に数回は換気扇を回したり、窓を開けて空気の入れ替えをする

結露を防ぐためには、室内と屋外の環境が違いすぎるままの状態を避けなければいけません。

冬の寒い日に、1日中、室内があたたかいまま、室内の湿度が上がったままで過ごすと、結露はかなり発生しやすくなると言えるでしょう。

2、お風呂の後は、必ず換気扇か浴室乾燥でお風呂場を乾燥させる(その際、浴室の戸はしっかり閉める)

浴室の戸を開けておくと湿度が上昇し、結露が発生しやすくなります。戸を閉めっぱなしだと浴室がなかなか乾きにくい…という場合には、スクイーパーやタオルを利用して、お風呂上がりに浴室の水分をできるだけ除去しましょう。

3、洗濯物を室内干しする場合は、必ず浴室に干す(その際、浴室の戸はしっかり閉める)

浴室乾燥機能や洗濯乾燥機を上手に利用しましょう。部屋に洗濯物を干すと、湿度が上昇し、結露が発生しやすくなります。(衣類によっては洗濯乾燥機が使用できないものもありますので注意してください。)

4、湿度は40〜60%程度を維持する

乾湿度計を設置して、部屋の湿度を意識してみましょう。室内の湿度が高ければ高いほど、結露は発生しやすくなります。

冬は加湿器を使用される方が多いと思いますが、湿度がじゅうぶん高い場合、必要以上に加湿器を使用することは控えましょう。逆に、結露ができるほど湿度が高い場合には、除湿器の利用もおすすめです。

5、観葉植物や水槽は窓際や玄関に置かない

植物や水槽など、水分を多く含むものを、窓際や玄関などの結露の発生しやすい場所へ置くのはおすすめできません。湿度が高くなり、より一層結露の発生を招きます。

6、電気式の暖房器具を使用する

石油ストーブやガスストーブは、燃料を燃やすときに水蒸気を発生させます。そのため、結露対策にはエアコンやハロゲンヒーターといった、空気を乾燥させる電気式の暖房器具を使用する方がおすすめです。

なお、電気代を抑えるためにも、結露の発生を防ぐためにも、暖房機器の設定温度は高くしすぎずに、20℃前後が理想的です。

7、窓掃除の際、食器用洗剤を入れた水で窓を拭く

食器用洗剤の中に入っている水をはじく成分が、結露防止にも効果的に働くそうです。食器用洗剤を水で20倍程度に薄めた液体で窓を拭いてみてください。

なお、カーテンのカビ防止には柔軟剤を薄めてカーテンにスプレーするのが良いそうです。

どちらも時間の経過と共に効果が薄れますので、定期的に実施する必要があります。

結露防止グッズも活用してみよう

結露防止スプレー 結露防止スプレーを窓に噴射すると、吸水効果のある透明な薄い膜が張られ、水滴が垂れるのを抑えてくれます。効果は1ヵ月程度で切れるため、定期的なスプレーが必要です。
梱包用のエアーキャップ 梱包用のエアーキャップ(プチプチ)を窓ガラス全体に貼ると、窓付近が暖められて窓の表面温度が下がりにくくなり、結露の発生を抑えられます。
結露防止シート 窓に貼ることで断熱性が高まり、結露を防ぎやすくなります。目隠し効果のあるシートもありますので、室内を見られたくない場合にもおすすめです。

結露吸着(吸水)テープ 窓ガラスのサッシ枠に取り付ける結露吸着(吸水)テープは、100円均一等でも販売されています。 結露によって垂れ落ちてきた水滴を吸い取り、床に水滴が垂れるのを防ぎます。 結露防止スプレーや、結露防止シートと組み合わせての使用もおすすめです。
窓用ヒーター 窓の表面温度を上げ、結露を抑えるためのヒーターです。 窓が温かくなれば室内が冷えにくくなり、冬場でも快適に過ごしやすくなるというメリットもあります。

いかがでしょうか

予防策を取っても、どうしても結露が発生してしまう場合には、新聞紙やクッキングペーパーを窓のレール部分に挟むのもオススメです。

就寝前に窓のレール部分に挟んでおけば、眠っている間に結露ができたとしても、水滴を吸ってくれます。

朝起きたら新聞紙を取って捨てるだけの、手軽な結露対策として、ご参考にしていただけましたら嬉しいです。

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