外出先で気づいたら靴下に穴があいていた、そんな経験ってありませんか?そんな時に限って、無情にも靴を脱ぐシーンに出くわしたりしますよね。
靴下は素材や編みの種類によって穴があく頻度が違っていて、一般的にナイロンやポリエステルなどの化学繊維は穴があきにくく、天然素材はあきやすい傾向にあります。天然素材のなかでも穴のあきやすさは違い、シルク、ウール、コットン、リネンというような順番であきやすくなっています。
どんな靴下でも使っているうちに薄くなり穴があくのは避けられません。しかし靴下の片足だけ、しかも頻繁に同じ場所に穴があくと困ってしまいますよね。なぜそのような事が起こるのか、今回は原因と対処法について考えてみたいと思います。
靴下に穴があく原因
1、靴のサイズが合っていない
靴が大きすぎても小さすぎても靴下にかかる負荷が大きくなり、穴があく原因となります。人の足は、むくみ等が原因で午後3時頃が一番大きくなるそうです。この時間にきつくなる靴だと摩擦が大きくなり穴があきやすくなります。このことも頭に入れながら靴を選んでみましょう。
2、足の爪が伸びている。もしくはとがっている
足の爪が指より出るまで伸びてしまうと、靴下の足先に穴があく原因になります。切ってあっても、爪が尖っているとそこから生地が傷んで穴になることがあります。
3、足裏、かかとの角質が硬化している
足裏やかかとの角質が硬くガサガサになっていると、そこから穴があいてしまうことがあります。シルクの靴下を履いたりクリームで保湿してあげることで改善することが出来ます。
4、歩き方
歩くときの重心の掛け方によっても穴のあきやすさは変わってきます。靴下のつま先側に穴があきやすい場合は前重心、かかと側に穴があきやすい場合は後重心になっていることが多いです。正しい姿勢、正しい重心で歩くことでスタイルもよく見えますので、コレを機に歩き方を見直してみるのも良いかもしれません。
片足だけに穴があく原因
1、左右で足のサイズや形が違う
生まれつき足のサイズが違うことがあります。歩き方やスポーツ等で著しく片足だけを酷使し続けている場合にも、足の大きさに違いが出ることもあるようです。
2、左右で爪の伸びる速度が違う
一般的に利き足、よく使っている足のほうが爪が伸びる速度が早い傾向にあります。決まった方の足先だけよく破れる場合は気にしてみましょう。
3、片足に負担がかかりやすい歩き方をしている
片足だけに穴があくケースはほとんどが、体の左右バランスがくずれていて片足の破れやすい場所に重心がかかっていると思われます。体のバランスを整えることで、改善できる場合があります。
対処法
靴下を繕う
靴下の編み目に沿って穴を塞ぐ用に縫い合わせます。小さい穴くらいなら、縫ってもゴロゴロせず簡単に修繕できそうです。
体のバランスを整える
身体のバランスを整えることで靴下だけではなく、様々な潜在的な問題が解決します。靴下が片足だけ破れ続けるのは身体からのSOSと思い、コレを機に身体バランスの改善に取り組んでみるのはいかがでしょうか。今回は、簡単かつおすすめな方法を一つご紹介したいと思います。
体のバランスを整える運動
1.畳や絨毯、もしくはヨガマットの上(硬い床ですると、身体を痛めることがあるのでやめましょう)で体育座りをして、かかとを出来るだけお尻に近づけ両足の膝をくっつけます。頭はオヘソを見るように丸め、身体の力を抜きます。
2.そのまま勢いをつけずにゆっくりと後ろにまっすぐ、脊椎の一つ一つが畳に当たるのを感じながら転がります。この時、勢いをつけると首を痛める場合があるのでご注意くださいね。
3.転がれるところまで転がったら腹筋を使って前後に揺れ、これを5往復行います。
この運動は、体のバランスを整えるだけではなく、お腹やお尻の引き締め効果もありますので試してみてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?靴下に穴が開く原因、これだと思っていても他にも様々な要因があるんです。靴下は消耗品、穴があいたら捨てればいい。それも一つの考えですが、靴下のために体のバランスを整えてみたり時間をかけて修繕してみたり、靴下一つでも大切に使えたら良いですね。
シルクふぁみりぃスタッフブログでも、「ダーニング」という穴があいた衣類の補修方法をご紹介しておりますのでよろしければご覧くださいね。
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