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2023.12.27 カテゴリ | ライフスタイル

辰年の年始に行きたい!初日の出スポット7選

 

来年は犬と寝正月の予定です。愛犬は遠吠えをしたことがなかったのですが、先日、寝言で遠吠えをしていてびっくりしました。

 

私は年末年始は寝正月で過ごすことが多いのですが、たまに初日の出を見に行くのも趣きがあって良いですよね。日本でも多くの人々が初日の出参りを行いますが、モンゴルや韓国、カナダ、米国などでも「初日の出」を見る習慣があるそうです。

今回は、来年の干支「辰年」しばりで、龍にまつわる伝説のある場所や、龍が出てきてもおかしくないような異世界的な雰囲気のある場所、水にゆかりのある場所などの中から、個人的におすすめの初日の出スポットを7箇所、選んでみました。

青森県から宮崎県まで、北から順番に並べています。

1、青森県十和田市・秋田県鹿角郡小坂町/十和田湖

深呼吸したくなる開放的な大パノラマと、空も周りの山々も全て映し込む雄大な湖の織りなす風景が見られるのが、青森県と秋田県にまたがる十和田湖です。

十和田湖は八郎太郎という龍神が作ったと言われていて、辰年の門出にもぴったりですね。

昔、八郎太郎という若者が山仕事に出かけ、そこで捕らえたイワナを仲間の分まで食べてしまったところ、のどが焼け付くように渇き、谷川の水をいくら飲んでもおさまらなくなったと言います。気がついた時にはその身が龍に変わっており、村に帰ることもできず、十和田湖を作り、湖の主となってそこに住むことにしたそう。

しかし、現在は八郎太郎は十和田湖に住んでおらず、南祖坊(なんそぼう)という僧と戦った際、八郎太郎は十和田湖から逃れ、その後八郎潟をつくり棲みついたとのことです。

2、秋田県仙北市/田沢湖

日本で最も水深の深い湖が、日本百景にも選ばれている、秋田県の田沢湖です。

田沢湖には女性の龍神伝説が伝わっています。

昔たつこという名の美しい女性が、「永遠の美貌と若さを保てますように」と願った結果、龍となって田沢湖の底に沈み、湖の主となったと言います。

現在では、たつこと、十和田湖を作った八郎太郎は、なんと知り合って恋人同士になったようで、冬の間は二柱の龍神が田沢湖で寄り添って暮らしているとのことです。そのために十和田湖の湖面は通年凍らないのだとか。

田沢湖の潟尻(かたじり)集落では、「八郎がたつこに会いにやって来た時の水音を聞くと、命を落とす」と言い伝えられ、八郎が田沢湖にやってくる毎年11月9日は、その水音を聞かないように飲み騒ぐ風習が今でも残っているそうです。

湖畔には金色の「たつこ像」が立っているほか、御座石神社(ござのいしじんじゃ)もあり、湖にせり出すように作られた大きな朱色の鳥居が美しく、写真映えもばっちりです。ご利益は、たつこにちなんで、不老長寿・美貌成就・縁結びなどです。

穏やかな湖面と、雪山や空の色、朝日が深く心に残る初日の出になりそうです。

3、長野県水内郡/黒姫高原

斑尾山・黒姫山・戸隠山・飯縄山・妙高山の北信五岳に囲まれ、眼前に野尻湖を望む雄大な高原が、黒姫高原です。

この周辺では、日本を代表する氷河時代のゾウ・ナウマン象の化石が発掘されたことでも知られています。(「野尻湖ナウマンゾウ博物館」ではナウマン象の実物大の模型も見られます。)

ここには地名の由来となった、龍と姫にまつわる「黒姫伝説」が伝わっています。

黒姫という美しい娘がおり、一目惚れした龍は黒姫の父に結婚を申し込みましたが、「人間ではないから」と断られてしまいます。諦めきれずに黒姫のもとへ通い続ける龍でしたが、黒姫の父は龍を試すとみせかけ、罠にかけてしまいました。礼儀を尽くしたのに罠にかけられ、怒った龍は大嵐を起こして町に襲いかかります。父への怒りと、嵐による水害に苦しむ民への思いから、黒姫は龍と生きることを決心し、龍と山上の池で暮らし始め、人々はその山を、黒姫山と呼ぶようになったとのことです。

黒姫高原では、晴れて冷え込んだ日の朝には高い確率で雲海を見ることができるため、運が良ければ、雲海と初日の出を同時に見ることができるかも知れません。

ぜひ新年1回目の運試しとしてチャレンジしてみてくださいね。

4、静岡県静岡市/三保の松原

まるで浮世絵に出てきそうな、THE・日本のお正月といった風景を楽しむことができるのが、三保の松原です。富士山の遠景、松林の緑、打ち寄せる白波、駿河湾の青い海原が織りなす風景は、新年早々とっても縁起が良さそうですね。

三保半島の沿岸の約5kmにわたり、松林が続いているので、「三保の松原」と呼ばれます。

松は、冬でも緑を絶やさない神の宿る神聖な木とされ、門松や正月飾りをはじめ、お祝い事に欠かせない植物です。

また、「三保の松原」には、天女が三保松原の美しい景色に見とれ舞い降りるところから物語が始まる「羽衣(はごろも)の伝説」も残っています。古くから富士山は神聖な山とされていたため、天女伝説も生まれたようですね。

三保の松原は、日本三代松原や、国の名勝にも指定されています。

私は三保の松原を訪れたことはあるのですが、まだ年末年始をこちらで迎えたことはないので、日本人として、1生に1度はここで初日の出を迎えてみたいなあと考えてしまいます。

5、三重県伊勢市/夫婦岩(めおといわ)

伊勢神宮から車で約16 分ほどの場所に二見浦海岸があります。
二見浦海岸には「二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)」が、その沖合の海中には猿田彦大神ゆかりの興玉神石(霊石)が鎮座しています。

その興玉神石と日の出を遙拝する鳥居の役割を果たしていると言われているのが、写真の夫婦岩です。男岩と女岩が寄り添うようにそびえていて、大注連縄(おおしめなわ)が2岩のあいだを結んでいます。

伊勢神宮をお参りするとき、外宮から内宮を廻るという参拝方法はご存知の方も多いかと思いますが、古来は、お伊勢参りの前にこの場所をお参りして、心身を清めるのが正式な参拝方法だったそうです。

初日の出では、日の出の位置の関係上、夫婦岩の間から初日の出を拝むことはできないので注意してください。(夫婦岩の中央から差し昇る朝日を見たい場合には、夏至を中心に5・6・7月が狙い目とのことです。)

ただ、静かな波の音を聴き、夫婦岩を眺めながら迎える新年の夜明けは、それだけで十分印象的です。

ちなみに、二見興玉神社の境内には、あちらこちらにかわいいカエルの置物がたくさん!!「無事に家にかえる」「お金がかえってくる」「若返る」という意味が込められているそうです。ご利益は、縁結び・夫婦円満・交通安全などです。

6、和歌山県串本町/橋杭岩

和歌山県串本町の海岸から、紀伊大島に向けて、大小約40余りの奇岩が規則的に一直線に並んでいます。この岩の並び方が規則的で、橋の杭に似ていることから橋杭岩の名前がつきました。

海と奇岩の間から現れる初日の出はとても印象的で、異世界感のある風景に釘付けになります。橋杭岩のすぐそばには道の駅「くしもと橋杭岩」が併設されており、異世界感のある風景の横に日常の風景があるのも、なんだか不思議な気分になりますね。

奇岩は、地層の割れ目に沿ってマグマが上昇し火成岩となり、その後全体が隆起し黒潮で回りの泥岩が流され、硬い火成岩が残ってできたものと言われています。

また、弘法大師と天邪鬼が一晩で橋を架ける賭をして、一夜にして立てたものとする伝説もあります。

吉野熊野国立公園地域にあり、国の名勝天然記念物に指定されています。

7、宮崎県日南市/鵜戸神宮(うどじんぐう)

海へと突き出した岬に洞窟があり、その洞窟の中にご本殿があるという不思議な構造をしている鵜戸神宮。夫婦円満や安産の御利益がある神社として、親しまれてきました。

岬のまわりには奇岩や怪礁が連なり、太平洋の荒波が打ち寄せる、美しい景勝地です。

参拝するには崖にそって作られた石段を降りる必要があり、神社としては珍しい「下り宮」となっています。

伝説では、豊玉姫(とよたまひめ)が、火遠理命(ほおりのみこと)との間に子供を宿し、その子、鸕鶿草葺不合尊(うがやふきあえずのみこと=初代天皇である神武天皇の父)を産むための産屋を建てた場所とされています。

出産中の様子は覗かないように言われていた火遠理命でしたが、好奇心に勝てず産屋の中を覗くと、そこには豊玉姫の姿はなく、サメが身をくねらせていました。それを見た火遠理命は驚いて逃げ出してしまい、恥ずかしくなった豊玉姫は、二度と戻らないようにと海に逃げ込んだそうです。

日本の古代神話に想いを馳せながら、岬から眺める美しい太平洋の初日の出は、しみじみと余韻を残してくれることでしょう。

宮崎県には他にも神話にまつわる場所(天照大神が隠れたとされる天岩戸や、神々が相談した場所とされる天安河原など)も多くありますので、足を伸ばして色々な場所に立ち寄ってみるのも楽しそうです。

今年も大変お世話になりました

2024年はどんな年になるのでしょうか?

2024年は甲辰(きのえたつ)で、陰陽五行説によると「甲」は草木の成長を表す意味があり、植物が成長するようにどんどん勢いを増して増えていくという意味があるそうです。

皆様のより一層のご発展とご繁栄をお祈り申し上げます。

シルクふぁみりぃもより一層、皆様にお喜びいただける製品作りを目指して邁進して参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。

皆様それでは良いお年をお迎えくださいませ。

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