犬と一緒に暮らし始めてから、人生で感じるストレス度数が減ったことを実感しています。
動物はそばにいてくれるだけで本当に癒されますね。
日本国内で飼われているペットの数は、2022年時点で、犬は約705万頭、猫は約883万頭にものぼります。合計約1588万頭のペットが日本で暮らしている計算です。 一方、2022年時点での15歳未満の子どもの数は約1465万人で、今や子供よりもペットの数の方が多い時代となりました。 生活に潤いを与えてくれるペットですが、時々ペット用のお洋服を着た動物を見かけることがありますね。 ペット用のお洋服には、いったいどんな意味があるのでしょうか。
ペットに服を着せるのは何のため?

ペットには服を着せなくても、元々その子が持っている毛皮でじゅうぶん!という方もいらっしゃると思います。
ペット用のお洋服の意義について調べてみたところ、下記のようなデータが見つかりました。
・寒さに弱いなど、体温調節が難しい動物には服を着せた方が良い。
・皮膚の弱い動物は、皮膚病の予防策として服を着せている場合がある。
・体をこすりやすい動物には怪我対策として服を着せる場合も。
・換毛期対策として毛が散らばることを防止するために服を着せる場合がある。
寒さに弱いペットの代表例
犬や猫は、人間よりも体温調節が苦手な動物です。
特に寒さに弱い種類の犬や猫には、防寒対策として、ペット用のお洋服は有効な手段です。
中でも短毛種(スムースコート)の動物や、シングルコートの動物は寒さに弱いと言われています。
更に、身体が小さい方が、身体の芯まで寒さが短時間で伝わりやすいといった特徴があります。
犬や猫の場合、被毛の構造は、「シングルコート」と「ダブルコート」の2種類に分類されます。
シングルコートの動物の毛はオーバーコートのみで、暖かい地域出身であることが多く、比較的抜け毛が少ない点が特徴です。 ダブルコートの動物は寒い地域出身であることが多く、オーバーコートとアンダーコートの二重毛構造になっています。
シングルコートの猫種としてはシャム、ベンガル、メインクーンなどが挙げられます。


短毛種(スムースコート)の犬としては、パグ、フレンチブル、ミニチュアダックスフント、イタリアン・グレーハウンドなどが挙げられ、 シングルコートの犬種としては、プードル、ヨークシャーテリア、マルチーズ、シーズー、パピヨンなどが挙げられます。


愛するペットが短毛種(スムースコート)でシングルコート、なおかつ小柄な子の場合には、特に防寒に関しては、注意をしてあげた方が良さそうです。
猫だと、シャム、バーミーズ、コラット、シンガプーラ、デボンレックス、コーニッシュレックス、 犬だと、チワワ(スムース)、ミニチュアブルテリアなどが、短毛種(スムースコート)でなおかつシングルコートに該当します。
また、種類には関係なく、体温の調節機能が十分に発達していない子犬や、体温の調節機能や筋力が衰えている老犬も寒さへの対応が得意ではありませんので、様子を見て対策を考えてあげたほうが良いでしょう。
皮膚病の予防策として
人間と同じように、皮膚が弱いという個性を持ち、アレルギーやアトピーなどを持っている動物もいます。
皮膚の弱い動物の場合には、化学繊維で作られたお洋服を着せると、かえってかゆみや湿疹が出る場合もありますので注意してください。
締め付け感なく使えて、皮膚への刺激が少ない天然繊維で作られたお洋服がお勧めです。
病気やケガの治療中に、塗った薬や患部を舐めるのを防ぐために動物にお洋服を着せることもあります。
怪我対策として
一般的に、短毛種(スムースコート)は長毛種に比べると、体をこすりやすいと言われます。 道路に落ちている石やゴミ、草むらや植え込みの枝での思わぬケガを防ぐためにも、動物用のお洋服が役立ちます。
換毛期対策として
お出かけに動物を連れていく時、お洋服を1枚着せるだけで毛の飛び散り方が随分違います。 公共の場やドッグカフェなどに出かける場合、普段から動物にお洋服を着せる習慣をつけておけば、そういった配慮ができます。 ただ、お洋服を着せることで静電気が起こりやすくなる場合もあるので注意が必要です。 化学繊維の服は、特に静電気が起こりやすいのですが、静電気は毛のもつれや毛玉のもとにもなります。 静電気の起こりにくいお洋服を選ぶようにしましょう。
人が気をつけておくべきこと
動物の服に可愛さを求め、装飾の多い服を選んでしまう人も多いかもしれませんが、装飾は小さく取れやすいため、誤飲の可能性も高くなります。 そのため、安全性を優先して、服のデザインは可能な限りシンプルで、着せやすく動きやすい機能的な服を選ぶことをおすすめします。
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さいごに
動物と触れあうと、人の脳内では、「幸せホルモン」と呼ばれるオキシトシンや、フェニルエチルアミンが分泌されるそうです。
オキシトシンは赤ちゃんの授乳時に母親から出るホルモンで、愛情や友情、信頼などの感情に関与しており、幸福感が増すといわれます。 フェニルエチルアミンは通常は恋愛をすることで分泌されるホルモンですが、ペットと触れ合うことでも分泌され、ストレスの軽減が期待できるそう。
ペットを飼っている人は飼っていない人に比べると、幸福感の高まりからか、病院に行く回数が2割程度も少なくなることや、心臓疾患の患者さんの死亡率に大きな差が出ることなども報告されています。
そばに居てくれて、癒しを提供してくれる大切なペットに、少しでも長く、快適な時間を過ごしてもらいたいですね。