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2016.9.15 カテゴリ | ライフスタイル

お肌に優しい天然素材3選。「シルク、コットン、麻」ってどんな繊維?

silk_cotton_rinen_EC

服は直接肌に触れるもの。

夏もさることながら、一年中ヒトは汗をかきます。ヒトの肌はとても繊細です。汗をかくと、お肌の水分はどんどん失われてしまいます。これは、誰しもに言えることなのです。

繊細なお肌にやさしく、そして、化学繊維よりも天然繊維でできた製品を身に着けたいですよね。しかし、一口に天然繊維といってもシルク(絹)やコットン(綿)、麻のようにさまざまな種類があります。ぜひ、この機会に天然素材でできた繊維の特徴を押さえて、気持ち良く過ごしましょう。

 

シルク(絹)

お手紙紹介_シルク

シルクができるまで

シルクの繊維は蚕の繭から作られます。日本は蚕のエサとなる桑の栽培に適した気候であり、シルクの生産が興隆しました。しかし、今はほとんどの養蚕は国内でされなくなり、中国のシルクが流通しているのです。

 

成長して葉を食べなくなり身体が透き通るように変化した蚕は、糸を吐いて繭を作ります。繭の中で蚕が脱皮してさなぎになって、完全に成虫になるまでに繭を取り上げ、生糸を作ります。生糸を作るには、まず、繭を乾燥させ繭を選別します。そして、絡み合った糸をほぐすために繭を煮ます。糸同士をくっつけているセリシンは水に溶けやすいため、セリシンが完全に溶けてしまわないように温度管理をします。これらの過程を経て柔らかくなった繭から糸をより合わせ生糸を作ります。

このようにして生糸が出来上がり、それを編み上げたものがシルクになるのです。

 

シルクの特徴

シルクは吸湿性、放湿性に優れています。そのため、しっかりと水分を保持し、余分な水分は放出してくれます。

さらに、繭糸をくっつけているセリシンには抗酸化作用があるのです。そのためお肌に接するように身に着けるだけで肌荒れを治してくれるという効果もあります。

 

このよう良いところ尽くしのシルクですが、もちろん短所もあります。1つ目はやはり値段が高いということです。シルクは作るまでに手間暇がかかるため、どうしても高価な製品になってしまいます。なかなか手が出せないという方も多い素材になります。2つ目はお手入れが難しいということです。シルクは紫外線を吸着する働きもありますので、色が変色しやすく、洗濯は出来るだけ手洗いをしなければいけないというのは大変ですね。

 

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コットン(綿)

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コットンができるまで

熱帯・亜熟帯地方の80ヶ国以上で生産されています。綿は花を咲かせた後に実ができて、実の周りに繊維細胞が生まれます。この繊維細胞が成熟し、はじけてコットンボールとなるのです。

このコットンボールを摘み取り、種と繊維に分け、繊維を紡績し糸を作り出します。

 

コットンの特徴

コットン(綿)には主に4つの長所があります。1つ目は吸湿性に優れ、放湿のときに気化熱で涼しく感じることです。2つ目は肌触りが柔らかいということです。着ているとふわっと気持ち良い感覚があります。3つ目は保湿性があり温かいということ、4つ目は強度が十分にあるため、洗濯が容易なことです。このように多くの長所があるコットンはTシャツやタオル、ジーンズなど多様に使用されています。

 

コットンの短所としては縮みやすいことがあるということです。洗濯すると収縮し、しわになりやすいです。製品によってはドライクリーニングが必要な場合もあります。また、着用や洗濯による摩擦で、毛羽立ちやすいという点も注意が必要です。

 

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麻_rinen

麻ができるまで

第二次世界大戦の終戦前までは、日本では米と並んで作付け量を指定され、盛んに栽培されていました。麻は世界中で栽培されており、麻と呼ばれる繊維には多数種類があります。一般的に「麻」と表示されるときに用いられるのはリネン(亜麻)、ラミー(苧麻 ちょま)になります。また、よく衣服などに利用されるのはリネン(亜麻)、ラミー(苧麻)、ヘンプ(大麻)などで、これらは、それぞれ違う種別の麻からできているのです。

 

では、この3つの違いについて説明していきましょう。

まず、リネンは短く細く柔らかい繊維で、主に衣料・寝具・縫糸に使われます。次に、ラミーは太く硬くコシのある繊維で、リネン同様衣料・寝具・縫糸として使われます。最後に、ヘンプは長さや太さにばらつきがあり、ラミー以上に硬くてコシのある繊維でチクチクします。主な用途は衣料やロープとなります。

同じ麻の中でも、繊維の太さや長さ、コシに大きな違いがあるのです。

 

麻の特徴

麻は共通して、通気性、吸湿性、放湿性があります。そのため、いつでも爽やかに着ることが出来るのです。また、耐久性に優れており洗濯にも強いという、夏の味方の素材になります。(もちろん夏以外も使っていただけます♪)

 

ただし、リネンにはしわになりやすい、色落ちしやすいという短所もあります。しわ感も素敵ですが、しわを避けたいときは半乾きの状態でアイロンをかけましょう。そして、色落ちしやすい濃い色のリネン生地はしばらく単独で洗濯するのがおすすめですよ。

 

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さいごに

天然素材「シルク」「コットン」「麻」の特徴を押さえることは出来ましたか?それぞれの特徴をとらえて目的に合った素材を選んでくださいね。天然素材を身に着けることでお肌にやさしい生活をしましょう。

 

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