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2017.9.27 カテゴリ | ライフスタイル

大切な衣類をムシからまもるポイント

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シルクや綿やウール等、天然素材が好きな方なら衣類の「虫食い」で一度は頭を悩ませたことがあるのではないでしょうか?衣類の虫食いはこまめな掃除と洗濯でほぼ防ぐことができます。なので日常的に着まわしている衣類が虫食いにあうことは、ほとんどありません。実際に被害にあうのは滅多に着ない冠婚葬祭用のスーツや着物、春夏に長期保管される冬物衣類などです。今回は、大切な衣類を虫食いから守り保管するためのポイントをご紹介していきます。

 

虫が衣類に入り込む経路

衣類を食べるのは主に幼虫で、成虫が食べることはありません。成虫は春から初夏にかけて活動し外出時に身につけている衣類や洗濯物、場合によっては衣装ケースやクローゼットに忍び込み卵を産みつけます。卵は10〜30日ほどで孵化し幼虫が衣類を食べはじめます。卵の大きさは約0.6mmと小さく、産みつけれらたとしても気づくのは非常に困難です。さらに卵は洗濯やスチームアイロン等では死にますが、防虫剤は効きにくいので予防することが大切です。

 

防虫剤の効果的な使用方法

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密閉状態にする

防虫剤の種類はたくさんありますが、どの防虫剤でも、密閉された空間で成分が行き渡っている状態にのみ効果を発揮します。また密閉状態にすることで成虫が入り込みにくくなります。袋や包み紙そのものに防虫効果が有るものは別ですが、ビニールやセロファンに包まれているものは、そこから出して保管しないと、その中に虫が逃げ込み安全地帯を提供することになってしまいます。

 

防虫剤は衣類の上に置く

防虫成分は空気よりも重いので、上から下に広がります。吊り下げる用の防虫剤を使用する場合は、間隔を開けて吊り下げておくのがベストです。引き出し用の場合は、衣装ケースには衣類を詰め込みすぎず8分目まで入れるようにし、衣類の上に防虫剤を置いておくのが最も効果的です。

 

収納場所の大きさを把握する

成分的な違いはどの市販品も大差はありませんが、保管する空間、タンスやクローゼット等に対応した容量の防虫剤を使用しないと成分がしっかりと行き渡らないので防虫剤を選ぶ際はタンスやクローゼットの大きさを把握することが大切です。

 

防虫対策が必要な保管期間はいつから?

季節をまたいで保管する衣類は多くの方が防虫対策をするかと思います。虫食い被害は、最短で10日前後で始まります。孵化したての幼虫の食べる衣類の量は微々たるものですがシルクやカシミアなど繊維が細かい糸を豊富に使っているようなものだと少し食べられただけでも、そこから繊維がほつれ、着用し、生地が伸びた際に穴になってしまいます。シルクなどが多く使われているような衣類は一ヶ月以内の保管でも防虫剤の使用をおすすめします。

 

しっかりと防虫対策をしているはずなのに虫食いが起きる

普段から着まわしている衣類や、上記のようにしっかりと防虫対策を行っているのに虫食いが起きる場合、恐ろしいことに家のどこかで衣類を食べる虫が大量発生している可能性が高いです。ベッドの下のカーペットや壁紙の隙間やタンスの後ろに落ちた衣類などに卵を産みつけられ、ある程度、大きくなった幼虫が家中に拡散して衣類を食い荒らすことがあります。幼虫は大きくなればなるほど防虫剤が効きにくくなります。こうなってしまうと駆除がかなり大変なので出来るだけ早めに気づきたいですね。

 

まとめ

いかがでしたか?現在の防虫剤は性能がかなり上がっており、注意書き通りに使用すれば長期保存時の虫食いもほぼ防ぐことができます。昔ながらの樟脳や、樟(くすのき)やハーブの成分を使用したケミカルフリーな防虫剤も色々と販売されていますので、自分の生活スタイルや体質にあった防虫剤を探してみるのも面白いかもしれませんね。

 

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