衣替えといえば昔は6月1日からだったように思うのですが、地球の温暖化が関係しているのでしょうか、衣類の交換が年々早まっているような気がします。シルクは動物性繊維のためウールと同じで虫たちが大好きなので、比較的短期間でも収納する場合には必ず防虫剤が必要になります。詳しくは「 」をご覧いただければと思うのですが、今回注目するのは防虫剤についてです。
体に優しい防虫剤
[REDECKER/レデッカー]レッドシダー(100%自然素材の防虫剤)
レッドシダーは天然防虫成分の「シドロル」を大量に含んでいて、この成分が虫を寄せ付けません。
円盤の真ん中の穴にハンガーのフックを通せるので届いたらすぐに使えて楽です。
Natural Stuff 100%天然防虫剤
8種類の形がセットになっているので、あらゆる場所で利用することができます。
こちらのレッドシダーは中国産なのでお手頃な価格で手に入ります。
レッドシダーブロック・紙やすり付
こちらもお手頃価格で中国産なのですが、この商品の良いところは一手間加えるとハンガーにかけられるようになったり大きな防虫剤を作ったりできるところです。愛用者のブログなど紹介記事をチェックしても楽しいです。
身近にあったナチュラルな防虫剤
以前からクローゼットを開けるたびに防虫剤の匂いを吸い込んでいるような気がして、とても気になっていました。そこで、ネットで調べてみたら昔からおばあちゃんの家にあった「樟脳(しょうのう)」が実はクスノキの木片を蒸留し、結晶にして取り出した木の成分だった事がわかったのです。最近では樟脳よりもマイルドな香りで、キリやヒノキ、ヒバ、シダー(スギ)などの木材を使った防虫グッズが多く市販されていることも知りました。また、ほんの少しの材料で簡単に天然の防虫剤を作ることもできるということも発見し嬉しくなりました。
一般的な合成薬品を使った防虫剤に比べれば強力ではないかもしれないけれど、穏やかに作用して害がないことを望む方は必見です。是非、ご参考にしてくださいませ。
木の防虫剤を使う時には‥
木が布地に触れると、精油などの成分による変色や色移りが起きる可能性があります。特に引き出しやケースで衣類の上に載せるような使い方をする場合は、袋に入れたり、薄布にくるんだりして使うようにしましょう。
木の香りで虫を寄せつけなくするものなので、香りが薄れると効果も半減してしまいます。その場合は、防虫グッズの表面をヤスリで軽く削ると復活します。木の防虫剤は使い捨てではないところもエコで嬉しいですね。
重曹でオリジナルの防虫剤
虫除け効果のあるハーブのアロマオイルを重曹にふくませれば、簡単に天然防虫剤ができます。重曹は湿気やニオイも吸収してくれるので、タンスの中を良い状態に保ってくれます。 また消臭作用もあるので、この重曹アロマサシェを靴箱にいれると嫌な匂いも無くなります。アロマオイルは1種類でもいいですし、数種類をブレンドして使用してもいいです。作り方も簡単ですので、試してみてくださいね。
衣類の防虫剤に良い精油
・ラベンダー
・ペパーミント
・レモングラス
・ティートリー
・ゼラニウム
・ユーカリ
・シダーウッドなど
重曹アロマサシェの作り方
《材料》
重曹‥60g
アロマオイル30滴分
ビニール袋
だしパックorティーバッグ
好みの布とリボンor巾着袋
《作り方》
⒈重曹を60g計る。
2.重曹をビニール袋に入れ替え、アロマオイルを30滴程度加える。(今回は、ラバンダー15滴・ペパーミント15滴)
3.振りながら十分なじませる。
4.だしパックに3の重曹を適量入れる。
5.布や巾着で包む。
《完成》
※木の場合と同じく衣類にアロマオイルの色移りを防ぐため布で包むようにしてください。
※重曹アロマサシェは約1ヶ月効果が続きます。香りがなくなったらまた精油を足してくださいね。
さいごに
いかがでしたか?クローゼットを開ける度に木の香りや天然のアロマの香りがするなんて素敵ですよね。木の防虫剤は、そのもの自体が建築資材や家具などに使われたあとの端材を利用したものが多く、エコなのもうれしいところです。重曹アロマサシェを包む袋は、あればオーガンジーの袋が香りを拡散しやすいのでオススメです。みなさんのお好みの香りで優しく衣類を守ってあげてくださいね。
*店主ブログでも、天然素材の防虫剤についてご紹介しております。
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