布ナプキンには興味があるけれど「使ってみて漏れたらどうしよう?」「それよりもお洗濯が面倒くさそう…」と二の足を踏んでいる方も多いのではないでしょうか?
前回の「入門編」では布ナプキン生活を始めるにあたって必要になるショーツやナプキン類、またそれらの実際の使い方などをご紹介しました。慣れないうちは、失敗したり時間がかかったりするかもしれませんが、始めるきっかけになれていましたら嬉しいです。
今回は布ナプキン生活をさらに身近で簡単だと感じてもらえるよう、お洗濯方法とシルクシートの使用例を応用編としてお伝えしていきたいと思います。
”実践”布ナプキンのお洗濯方法
⒈下準備
使用後の布ナプキンは、ニオイが漏れないような袋(ジップ式のフリーザーバッグ)に水を湿らせた状態にして溜め置き、日毎にまとめて洗います。もちろん、その都度洗ってもよいのですが、ある程度、水等に浸け置きをした状態のほうが経血が落ちやすいです。
※布ナプキンを湿らせるためにスプレーボトルがあると便利です。水で十分ですが、セスキ炭酸ソーダなどの洗剤を水に溶かしたものを入れておくと、より落ちが良くなります。また、外出時の持ち歩きでニオイが気になる場合は、スプレーボトルにお気に入りのエッシェンシャルオイルを1滴入れれば安心です。
⒉洗い
布ナプキンの経血を軽く落とすように水洗いした後、頑固な汚れの箇所に石鹸を押し当ててもみ洗いします。そのまま水を張った蓋付きバケツの中に浸けておきます。血液の固まり具合にもよりますが、だいたい1〜2時間も置いておけば血液が溶け出します。再度、バケツの中でもみ洗いした後はきれいな水で手洗いしてください。
※洗剤にセスキ炭酸ソーダをご使用になる場合はあらかじめ水に溶かして洗浄液を作り、その中に浸け置いてください。浸け置き液にラベンダー、ティートゥリー、ユーカリ、ミントなど殺菌作用のあるエッセンシャルオイルを数滴垂らしておくとニオイが抑えられます。
⒊脱水
手で押して水分を取った後、洗濯ネットに入れて、洗濯機で1分ほど脱水をしてください。
⒋乾燥
部屋干しをしてください。室温にもよりますが、絹ならではの速乾性で翌日には乾きます。
※絹の布ナプキンは天日干しすると生地が固くなって黄変してしまいますので、部屋干しをおすすめします。
”応用”シルクシートの活用法
2種類のシルクシート
一見すると縦長のシートなのですが、実は筒状になっていて外側が絹、内側はコットンで編まれています。
シルクタイプとワイルドシルクタイプの2種類があり、ワイルドシルクタイプのほうが消臭効果が高く、また、糸の断面には無数の小さな穴があるので、体から湿気や汗・老廃物などを吸着してくれ、デトックス効果が期待できると言われています。
ただ、ワイルドシルクはシャリっとした独特の風合いになっていますので好みが分かれます。しっとりなめらかな肌触りがお好みの方はシルクタイプをお選びくださいませ。
活用方法
使い方としては、輪の内側に市販の布ナプや使い捨てナプキンなど入れると「絹ナプキン」に早変わりします。入れるだけで簡単ですので、デリケートゾーンが敏感でお困りの方におすすめです。
また、生理の時以外でもショーツの中に敷くと「絹ライナー」にもなります。デリケートゾーンをやさしく保護し、絹の効果を実感できます。そのままショーツのクロッチの上に置いて頂いてもちろん構わないのですが、やはりトイレの時に落としやすいのが難点です。落としてしまわない一番簡単な使い方としては、布ナプキンホルダーに装着する方法です。シートを少しづつ回転させるように畳み直しながら きれいな面が当たるように工夫すれば、枚数を多く持ち歩かなくても対応できます。
ホルダーがお手元にない場合やお洗濯中の場合は、次のようにコットン素材など肌当たりの良い細いゴムや紐を使用すれば、簡単な方法で落とさないようにすることができます。
結び目を裏側に返して使っていただくのがポイントです。是非、お試しくださいね。
さいごに
いかがでしたか?布ナプキンのお洗濯は使い捨てナプキンと比べれば確かに手間はかかりますが、その分デリケートゾーンのかぶれが無くなったり、生理痛が楽になったりという嬉しいことが期待できれば試してみる価値はありそうですよね。絹を使った布ナプキンは部屋干しでも乾くのが早く、生理の時の嫌な臭いを感じることが少ないので洗い上がり時のニオイもさほど気にしていただく必要がありません。まずは、普段使いとして「シルクシート」でデリケートゾーンを温めることから始めてみるのも良いかもしれませんね。3枚セットで1,020円というお値段も初めの第一歩を踏み出していただきやすいのではと思います。「シルクシート」は絹ナプキンに早変わりするだけでなく、マスクのあて布や敏感肌の赤ちゃんのオムツライナーなどにもお使いいただけます。
シルクふぁみりぃスタッフブログでも、布ナプキンの洗濯方法についてご紹介しているので参考にしてみてくださいね。
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