今年ももうすぐ終わりですね。年の瀬は大掃除など慌ただしい時期ではありますが、大掃除のついでにサクッと衣類のお手入れも一緒にしませんか?今回は、毛玉をなるべく防ぐ方法や簡単に毛玉を取る方法をご紹介したいと思います。
どうして毛玉ができるの?
毛玉ができる原因は、主に3つあります。一つ目は、”着用時の摩擦”です。袖口や脇腹などに毛玉ができてしまうのは、これが原因だと考えられます。知らず知らずのうち擦れる部分は、どうしても毛玉ができやすくなってしまいます。次に”お洗濯時の摩擦”です。お洗濯で毛玉ができる原因は、生地同士の摩擦です。生地の毛が擦れ、静電気が起こることで繊維同士が絡み合いまとまってしまうのです。そして三つ目は、”連続しての着用”です。お気に入りのニットだからといって連続して着用すると、それだけ摩擦の影響を受け劣化し毛玉はできてしまいます。お洗濯やクリーニングの回数も増えることでも、毛玉ができやすくなってしまいます。
毛玉をなるべく防ぐ対策
着用後は必ずブラッシングする
毛玉は繊維同士が絡まってできるものです。毛玉ができる前に優しくブラッシングを行うことで毛先が整い、毛玉予防になります。
お洗濯時はネットに入れる
衣類を裏返し、畳んだ状態で一枚につき一つのネットに入れるようにしましょう。さらに、畳んだ状態よりも小さめのネットにキツめに入れるようにすると、擦れる事が少なくなり毛玉ができにくくなります。洗濯機のコースはドライコースや手洗いコースで、柔軟剤を使うと摩擦・静電気の防止にもなります。
※ 洗濯機で洗えないニットもあるので、お洗濯の前に必ず確認するようにしてくださいね。
1日着たら数日休ませる
着用回数が多ければ、それだけ擦れて毛玉はできやすくなってしまいます。ですので、ローテーションを組むなどするのがおすすめです。また、サイズはぴったりのものを着るようにすると摩擦が少なくなるので毛玉もできにくくなります。
お家で簡単に毛玉を取る方法
今回は、近所の100円ショップで毛玉取り機・T字カミソリ・台所用スポンジを購入してきました。
毛玉取り機
大切にしている衣類の毛玉を取る場合は、毛玉取り機を使うのが一番良いかと思います。使用する際は、毛玉だけを取るように意識し、素材に適した毛玉取り機を選ぶようにしましょう。
T字カミソリ
硬く平らな所にシワを伸ばした状態で置き、生地を傷めないように優しくカミソリの刃をあて生地の上に滑らせてください。切れ味の良いカミソリを使うのがポイントです。あまり強い力でしてしまうと生地を傷めてしまうので優しく毛玉だけを刈るようにしましょう。
台所用スポンジ
食器用スポンジ等のザラザラした面で毛玉を擦るだけで、毛玉を取る事ができます。スポンジは、粗い目のものを使うのがポイントです。丸まった毛玉を伸ばすため擦るうちに少し毛羽が目立ってしまいますが、一番短い時間で簡単に毛玉を取ることができました。
シルクふぁみりぃの商品でも試してみました
毛玉取り機
※ ウールスパッツ(リニューアル前)
T字カミソリ
※ 季節限定 ウールニーハイソックス
スポンジ
※ ウールスパッツ(リニューアル前)
スパッツやタイツなど薄く柔らかい生地は、毛玉取り機やスポンジを使用した方が毛玉が取れやすく、生地も傷みにくそうでした。逆に、靴下などの少ししっかりした生地は、T字カミソリの方が毛玉は取れやすかったです。また、どれも毛玉自体は取れますが、毛羽立ちがおさまるというわけではないのでご了承ください。
毛玉ができにくい素材
どんな素材も100%毛玉ができないということはありませんが、毛玉ができにくい素材は存在します。
特に毛玉ができやすい素材
アクリル・ポリエステル混紡などの合成繊維
毛(ウール)やカシミヤ・アンゴラなどの天然繊維
毛玉ができにくい素材
綿100%・麻・シルク
さいごに
いかがでしたか?毛玉を取るということは、少なからず繊維の一部を削っているという事になります。ですので、なるべく毛玉ができないように大切にお手入れしてあげましょう。そして、今回ご紹介した方法をお試しいただくときは、金属刃等は本来の使用方法ではないことや生地が痛む恐れがあるということを十分理解した上で、慎重に優しく作業を行ってくださいね。
今年から始まったシルクふぁみりぃメディアページですが、たくさんの方にご覧いただけ感謝の気持ちでいっぱいです。来年も皆様に喜んでいただけるよう、さらに頑張ってまいりますのでどうぞよろしくお願い申し上げます。それでは、良いお年をお迎えくださいませ。
合わせて読みたい記事