シルクふぁみりぃ商品には、ほとんどの物に「手洗い」の表示がしてあります。
これは、シルクが摩擦に非常に弱いため購入された時の風合いや持ちを良くしていただくためです。
ただ、比較的丈夫な靴下や生地から作られている肌着等は、洗濯機の手洗いコースで洗われている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
もちろん、手洗いのほうが風合いを損なわないのですが、使用する洗剤によっては洗濯機でも著しく風合いを損なうことなく洗うことができます。
スタッフが実際に使用してみて良かったと思える”シルクにも環境にも人にも優しい洗剤”をご紹介したいと思います。
お洗濯の際には、必ず洗濯ネットをご使用くださいね。
シルクはアルカリ成分に弱い
シルクはウールと同じタンパク質由来の繊維のため、アルカリ洗剤で洗うとキューティクルが開きたんぱく質が溶け、生地が傷んで固くなってしまうのです。
私もショーツなど小さいものは入浴時に手洗いしているのですが、アルカリ成分である石鹸だけで洗うと乾いた時に固さが目立ってしまいます。
同じように他の洗濯物と分けるのが面倒だったり風合いはあまり気にしないからと、洗濯ネットの使用で普通に洗濯機を使いたい場合にも洗剤を気にするだけで仕上がりに大きな違いが生まれます。
シルクも洗えてお肌にも優しい洗剤
洗濯用マザータッチ 1L
シルクふぁみりぃでもお取り扱いのマザータッチです。後にご紹介する2つの洗剤と一番大きく違うところは石鹸やオイル成分などで汚れを落とすものではないところです。飲んでも安心な成分だけなので、3つの中ではもっともナチュラルなお洗濯でお肌の弱い方にも安心してお使いいただけます。またハーブ水なので入浴剤としても活用すれば、お風呂のお湯の臭いの発生も抑えてくれます。
ただし液性が弱酸性なので他の2つと比べると皮脂よごれに若干弱いです。汚れの落ち具合が気になる時はアルカリ成分である重曹を少し足してお洗濯していただくと良いですよ。
■液性:弱酸性
ソネット ウォッシュリキッド ウール・シルク用(おしゃれ着用液体洗剤 ラベンダー) 1L
たっぷりの有機オリーブ油を使用することで、繰り返しの洗濯により生地が固くなるのを防いで柔らかさを持続させます。また 泡切れがいいので手洗いのお洗濯にオススメです。合成香料ではない有機ラベンダーの香りが洗濯時間を楽しませてくれます。
エコ洗剤に用いられる純石けん成分と植物由来の界面活性剤で石油由来の洗剤にも劣らない洗浄力を実現しています。天然成分のみで作られているから排水も自然に還りやすく(生分解性が高い)、河川の水質汚染を防げることも嬉しいポイントです。
■液性:弱アルカリ性
All things in Nature(オールシングズ・イン・ネイチャー) 500ml
こちらは「海へ」という洗剤と中身は全く同じものだそうです。「海へ」と違うのは公式サイトに限り定期購入により割引きがあることと、売上の一部が海をキレイにする運動に寄付されていること。あとはボトルデザインだということです。
私はドラム式の洗濯機を使っているのですが、シャンプーボトルのようにプッシュして洗剤投入口に直接入れられるのが便利です。洗剤の香り自体はとてもいい匂いがしますが、洗い上がりの洗濯物に残り香は殆んどありません。柔軟剤を入れなくても乾燥まで済ませたタオル類がふんわり仕上がっています。
「海へ」については以前、弊社店主も使用していたことがあるのですが、最終的には洗浄成分が肌に合わなかったそうです。中性洗剤ですが、かなりの敏感肌の方には使用することが難しいこともあるようです。
■液性:中性
さいごに
シルクふぁみりぃのお客様は相対的にお肌が弱くて困ってらっしゃる方が多いです。
そのため洗剤にもかなり気を使ってらっしゃる方も多くて、市販の洗剤を使っていたときには衣類が肌に触れるところだけが痒くなってしまったけれど洗剤を変えたら落ち着いたというお話もしばしばお聞きします。
お肌に優しいものを探していて天然素材に出会ったら、洗剤にもやはり気を配りたいですよね。
自分に一番合う洗剤は使ってみないとわからないところですが、よろしければ参考になさってみてくださいね。
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