今回はシルクふぁみりぃの生地を編み上げてもらっている工場にお邪魔させていただき、編み上げ機を見せていただきました。実際に動いている姿も撮影させていただきましたので、ぜひご覧になってみてくださいね。
※編み上げ工程などについてはこちらの記事で詳しくご紹介しています。(今回とは別の工場です。)
昔ながらの機械が活躍しています
工場に足を踏み入れると、ずらりと円筒形の編み機が並んでいます。少しレトロな雰囲気のある機械です。
機械の高さは2mくらいで、人の頭より少し高い位置に糸が取り付けられています。
この編み機は「丸編み機」という種類のもので、円形に並んだ複数の編み針で筒状の生地を編み上げる機械です。
編み機の上部には機械の四方をぐるりと取りかこむ形で木の梁が渡っていて、複数の糸が設置されています。
そこから伸びた細い糸は編み機の中で円筒形に編み上げられてゆき、私たちにもなじみのある「生地」へと姿を変えます。
編物は織物とは違って縦糸がなく、横糸同士を絡み合わせて編み上げます。そのためでき上がった生地は伸縮性のあるものになります。
機械の上部には、糸と機械の間にかませることで糸が切れたときに編み続けてしまうのを防ぐ部品がたくさん取りつけられています。(わかりにくいですが、機械の下にずらりと取り付けられているボビンのような形のものがそうです。)
1台の編み機に付き40個ほど必要なのだそうですが、導入当時は1個数万円のとても高価な部品だったそうです。
編み上がった生地は機械の下部でロール状に巻き取られ、次の工程へと移ります。
こちらの工場では「マリー」「フェンネル」「マルベリー」などの生地を編み上げていただいています。
どれも人気の生地ですが、とくにマリー生地の「マリーコットンシルク腹巻」はシルクふぁみりぃで一番人気の製品です。
規則正しく糸が編み上げられてゆく様が美しいです。
昔ながらの機械を大切に手入れしながら使っていらっしゃいます。この機械でなければ、独特のふんわりやわらかな風合いを出すことができないのだそうです。
糸を照らす電球のあたたかな光がとてもやさしく、ゆっくりと機械が生地を編み上げる様子を眺めていると不思議と落ち着いた気持ちになりました。
動いている姿をご覧ください
機械が動く様子や工場の方のお話を少しだけ撮影させていただきました。拙い撮影ですが、よろしければご覧くださいね。
※機械の稼働音が大きいため音量にご注意ください。一部字幕をつけています。
シルクふぁみりぃ店主が工場の社長さんにお話をうかがいます。
フェンネル生地とマリー生地を編み上げている様子をご覧いただけます。
シルクふぁみりぃ店主が工場の後継者の方にお話をうかがいます。
機械が動いている様子です。機械なのにどこか温かみを感じる動きで生地を編み上げていきます。
さいごに
いかがでしたか?今回は普段なかなか見ることができない編み上げ工場の様子を少しだけお伝えしました。
こんなふうにシルクふぁみりぃの製品は編み上げられているのですね。昔ながらの機械のよいところを活かしながら、大切に使い続けられている姿がとても素敵でした。
※店主ブログでもこちらの工場についてご紹介しております。ぜひご覧くださいね。
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