妊婦さんの半数以上は、妊娠中に足がつるという経験をします。足がつるのは痛くてつらいのはもちろん、次にいつ足がつってしまうのか、と怖いものです。今までは足がつることがなかった!という方も、妊娠をきっかけにつるようになってしまうことがあります。
「足がつる・こむら返り」とは
足の筋肉が急に収縮した状態で硬直してしまう、
それが足がつるという現象です。足がつるという症状は、またの名をこむら返りと言います。
主にふくらはぎに現れる症状ですが、他にも、足首や足の指、土踏まずなど、さまざまな部位に起こることもあります。足がつってしまうと動くこともままならなくなり、いつまで続くのか、また次にいつ起こるのかと不安になってしまうものですよね。
なので、しっかりと原因を知って対策しましょう!
妊婦さんの足がつる原因
身体の変化
妊娠中に足がつる原因には、妊娠による身体の変化があるといわれています。
妊娠でお腹が重たくなってきて骨盤・背筋・腹筋などに負担をかけるような姿勢が続くと、それらの筋肉と間接的につながっている足の筋肉が影響を受けるのです。また、体重の増加によっても筋肉疲労が起こることが、足のつりやすさを増してしまいます。
運動不足
妊娠中に運動不足になってしまうと、血行が悪くなり、体が冷え、足の筋肉が硬直しやすくなります。また、運動不足によって筋肉量が減ると、余計に疲れやすくなって足がつりやすくなります。
栄養不足
妊娠中は赤ちゃんの方に栄養が送られます。そうすると、全体的にお母さんは栄養不足になっていしまいます。多くの栄養分の中でも、特にカルシウムとマグネシウムが欠乏すると、つりやすくなります。
足がつってしまったときの対処法
こむら返りは筋肉の収縮なので、筋肉を弛緩させてあげることが大切です!
足がつってしまったら、ゆっくり筋肉を伸ばすことを意識してストレッチをしてみましょう。膝を伸ばして、つま先をゆっくり顔の方に曲げるようにふくらはぎを伸ばしていきます。急に動かすと痛みが増してしまうので注意です!
足を動かせないという場合は、足首を手で持って動かしてみて下さい。
こちらも焦らず、ゆっくりとまわすことがポイントです。こうすることで、ふくらはぎの緊張が解けます。
また、あまりに何度もつるという場合は、妊婦健診などでお医者さんに相談してみてもいいですね。
足がつらないようにするための予防法4選
栄養バランスの良い食事を!
カルシウムやマグネシウム、ナトリウム、カリウムなどの血液中にあるミネラルイオンがバランスを崩すと、足がつりやすくなります。このなかでも、特に、カルシウム、マグネシウムが重要です。
カルシウムは乳製品・魚・パセリなどに、マグネシウムは豆製品・あさり・佃煮などに多く含まれます。
また、ビタミンB1やタウリン不足も、足がつる・こむら返りの原因になります。ビタミンB1は卵や豚肉、豆類、牛乳などに、タウリンはイカやタコなどの魚介類や貝類に多く含まれます。
これらの食材を意識的に摂取するようにしましょう!
運動不足解消!
安定期に入りましたらウォーキングなどを始めてみましょう!
医師からも体重管理のために勧められることが多いです。しっかり飲み物を持って、水分不足に備えることをお忘れなく、無理をしない運動を心がけましょう。
冷やさない!
身体の冷えも足がつる原因の一つと言われています。
足を出す服装などは控え、締め付けの少ないスパッツやレッグウォーマー、腹巻などで下半身を温めることがオススメです。
骨盤を矯正する!
骨盤を正しい位置に戻すような妊娠中から使える骨盤ベルトがあります。
骨盤の位置を安定させるのに効果的で、足の筋肉の負担が減り、足のつりの予防になるそうです。
妊娠中に足がつるのは生理現象ですので体質的につりやすい方もいます。深刻に考えすぎないのが大切です。
無理をせず、予防法をいろいろ試して自分にあったものをみつけられるといいですね。
さいごに
妊娠中お腹が大きくなってくると、寝ている時などに足がつるという経験を多くの方が経験されています。
スタッフの間でもその話題で、その場にいた出産経験者皆が(程度の差はございますが)、「たしかそういうことがあった!」と思い出しておりました。
足がよくつるという方はもちろん、足がつらない方でも妊娠中、体の冷えは大敵です。みなさん、暑い時期にも温かいスープや汁物を飲む習慣もつけておきたいところですね。
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