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2023.5.31 カテゴリ | ふぁみりぃコラム

梅雨の季節におすすめの天然素材といえば。「リネン、ラミー、ヘンプ」って何が違うの?

 

じめじめする季節がやってきました。我が家では既に除湿機が頑張ってくれています。

 

蒸れにくく、さらりと使える天然素材といえば

梅雨の季節に思い浮かぶのは、麻が有名ですね。 麻の嬉しい特徴にはこんなものがあります。

 

●吸水、吸湿性に優れている 麻は綿のおよそ4倍の吸水性があると言われるため、汗をかいても張り付かず、さらっと快適さが続きます。

 

●発散性・通気性が高い 吸水性だけではなく、麻には放湿性や通気性があるため、水に濡れてもすぐに乾いてくれます。 そのため、梅雨のジメジメした時期や湿気の季節にも蒸れずに快適に使えます。  

 

●抗菌性がある 麻は汚れが染み込みにくく、汚れが落ちやすい素材です。 そのうえ繊維自体に抗菌性があり、カビや雑菌の繁殖を抑えてくれます。 室内干しにもぴったりですね。  

 

 

蒸れにくい天然素材・麻にも種類があるんです。

実はひとくちに「麻」と言っても、麻にはさまざまな種類があるのをご存じですか? 主に衣料用に使われている「麻」の種類には大きく3つあります。  

 

 1. リネン

リネン素材は麻の種類の1つで、亜麻という植物から作られます。 リネンの生地は、クリーム色がかった生成り色が特徴的で、触れてもチクチクせず、ソフトな肌触りを感じることができます。

繊維が強く、耐久性にも優れていて、繰り返しのお洗濯にも強く、丈夫で長持ちします。 染色した場合には、濃い色は鮮明に染めることが難しく、染めムラが発生しやすいのが難点です。  

 


 

 2. ラミー

ラミー素材は麻の種類の1つで、苧麻(ちょま)という植物から作られます。

ラミーは麻の中でも最も繊維が太くて長いため、天然繊維の中で最も強度に優れていると言われます。

触れてみるとシャリ感があり、摩擦に対して毛羽立ちしやすく、ややチクチク感を感じます。

強い洗いにも耐えることができ、洗濯で汚れが落ちやすく、清潔さが保持できます。

着用すると、汗を素早く吸収し放出するため、気化熱を奪うことにより涼しさを感じます。

肌への刺激が強めのため、敏感肌の方は注意が必要です。

そのため、シルクふぁみりぃではラミーを単独で使用することはせず、柔らかなシルクやリネン、コットンと混ぜ合わせて、肌あたりをやわらかく仕上げた製品を編み上げています。  

 


 

3. ヘンプ

ヘンプ素材は麻の種類の1つで、大麻という植物から作られます。

ヘンプの生地は黄味がかった生成色で、触れてみるとシャリ感がありますが、ラミーと比較するとしなやかです。

また、同じ麻であってもリネンやラミーは紫外線防止効果は低めなのですが、ヘンプ生地は紫外線防止効果が高いことでも知られています。

太くて短く、硬い繊維なので、紡績して糸にすることが難しいこと、染色した場合には色落ちしやすいことが難点です。  

 

梅雨に取り入れたい麻のアイテム

リネンのカーテン

リネンは「呼吸をする繊維」と呼ばれ、内側の空洞に空気が保たれているので、通気性と同時に高い保温効果があります。そのため、窓際にリネンのカーテンをかけることで、夏は涼しく、冬はあたたかく過ごせます。

また、調湿性にも優れているので、室内の湿度のバランス調整をしてくれます。

リネンにはほど良い透け感があり、外側から室内の様子を伺うことはできないのに、光はほどよく通してくれるので、日光を少しでもリビングに取り入れたい梅雨の季節にはぴったりのカーテンと言えるでしょう。

リネンのカーテンは抗菌効果が期待できるだけでなく、静電気も発生しにくいので、ほこりが立ちにくく、赤ちゃんや子ども、ペットがいる家庭でも安心して使用できるのでおすすめです。 ただし、リネンの配分の多いカーテンは水洗いで縮むため、専門店でのドライクリーニングが推奨されます。

※商品によって、推奨の洗濯方法が異なる場合があります。  

 

リネンとシルクのカーディガン

梅雨の時期には、晴れている間は暑いのに、雨が降ると一気に寒くなるといったこともしばしば。

暑い日にも少し肌寒い日にも、必要な時にさっと取り出してふんわり軽く羽織れる、リネンとシルクのカーディガンがおすすめです。

リネンの通気性・調湿性・保温効果で、雨の日にもベタつきません。また、シルクにより、なめらかな手触りとやわらかな着用感がプラスされていて、袖を通した時の心地よさが一味違います。  

 

麻のふきん

濡れたまま放置する場面の多いふきんには水を良く吸い、乾燥が早い麻のふきんがおすすめ。乾燥の遅い素材のふきんだと、気が付かない内にカビが発生してしまうこともあります。

麻のふきんは毛羽立ちにくく、食器に小さな糸くずもつきません。繊維も丈夫なので、何年使っても傷みにくく、長持ちします。1度麻のふきんを使い始めると他のふきんは使えない!という方も多いです。 シワになりやすいので、干すときはシワを伸ばして乾かしてくださいね。  

 

梅雨が明けたら

梅雨が明け、暑い日が続くようになってくると、気化熱により涼しく感じられるラミーや、UVカット効果の高いヘンプなどを衣類に取り入れていただくのもおすすめです。 高温多湿な日本の夏にも、調湿性に優れた麻はぴったりの素材です。 麻の特性を活かし、快適な梅雨と初夏を送りましょう♪  

 

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