食事をする時のポイント
食べ物には、体を温める性質を持っているものと、冷やす性質を持っているものがあります。
単に温かいスープを飲んだから体が温まるとか、冷たいジュースを飲んだから体が冷えるということではなく、食べ物そのものの性質として、体を温めるものと冷やすものがあるのです。食事は、体を温める食べ物を積極的に摂り、冷やす食べ物は控えめにするよう心がけましょう。
体を温める食べ物
寒い地域でよく育つ食べ物、精製・加工していない食品、海藻類、根菜類、発酵食品、等
例:玄米、鶏肉、黒砂糖、しょうが、人参、りんご、もずく、チーズ、漬け物等
体を冷やす食べ物
暑い地域でよく育つ食べ物、精製・加工された食品、生野菜、葉菜類、化学調味料等
例:白米、マグロ、白砂糖、なす、レタス、バナナ、アイスクリーム、マヨネーズ等
もちろん身体を温める食べ物を食べることは大切ですが、バランスも大切です。
食べる時は、ひと口分を少なめにして30回以上噛みましょう。しっかりと噛んで食べることで、満腹中枢が刺激され、食べ過ぎを防ぐことができますよ。
「病は気から」。心穏やかに過ごしましょう
実際にイライラしたり、クヨクヨしたりしてストレスが蓄積されると、体調が悪くなったりすることがあります。まずは体を温めて快適な状態にしてあげましょう。体が心地良くなると、心も自然とまぁるく穏やかになってきます。
日々さまざまな出来事が起こる中で“自分”本位の考え方になってしまうこともあるとは思いますが、人は誰でも周りの人に支えられ、助けられて生きているものです。いつも感謝の気持ちを持って笑顔でいたいですね。
さいごに
実際に冷えとりをしてみると、今まで気づかなかった体の冷えに気づくことができますよ。体を温めてあげることが、こんなに心地良いものなのだ!と感動さえ覚える人も多いのです。
冷え取りを継続するポイントは、「まずは出来ることから、自分が心地良いと思える範囲で続ける」ことです。「必ずこうしなければいけない」という気持ちでは、続けることが難しくなってしまいます。
無茶な食生活や、薄着で無意識に体を冷やしていたなどの行動が身に覚えのある方も多いのではないでしょうか。これからは冷えとりを通じて、心も体もホットになってみませんか?